全日本バレーボール高校選手権大会が来年1月5日、東京体育館で開幕する。

 男子の山形中央(山形)は2年連続13度目に挑む。最後まで諦めない勝負強さは今年も健在。県代表決定戦(対山形南)の第1セットは、わずか12得点で失った。だが、持ち前のコンビバレーで逆転。フルセットに持ち込まれた第5セットも10-11から逆転した。

 県大会まで主将だったセンター石山史弥(3年)を含め、昨年からのレギュラー3人が残る。先発は2年生主体の若いチーム。ライト高子稜介(2年)が今春卒業した兄龍也同様、全国舞台で主将を務める。リベロを除く先発6人の平均身長は約182センチ。全国的には高くないが、時間差を含めた速攻など、どこからでも仕掛けられる多彩な攻撃でカバーする。

 昨年度は初戦ストレート負け。今夏は全国高校総体出場を逃す悔しさも味わった。今年は2回戦から登場。相手は駿台学園(東京)と松坂工(三重)の勝者に決まった。武田宏典監督(36)は「まず1勝して勢いに乗りたい」と上位を目指す。【佐々木雄高】