平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)カーリング男子代表SC軽井沢クの、サード清水徹郎(30)とリザーブ平田洸介(26)が退団することが17日、分かった。今日18日にも発表される。チームはスキップ両角友、セカンド山口、リード両角公の3人となり現状では試合ができない危機となる。

 清水は五輪ラストの韓国戦後、今後について「このメンバーでやれば、この先も強いチームを作っていけるかもしれないけど、僕の中では他の考えを持ってもいいかなと思う」と話しており、07年から所属したチームを離れる。7月にJリーグのコンサドーレ札幌が設立する男子チームからオファーを受けており、「チーム札幌」スキップ阿部が軸の新チームに入る可能性がある。平田は地元の北海道・北見市に戻り、新チームを立ち上げる見通しだ。

 日本協会の規定では、メンバー3人でチーム登録は可能。SC軽井沢クは大会ごとに助っ人を加えれば、試合は可能。関係者は「サード(清水)が抜けるというのはとても痛いところだが、セカンドの山口はもともとサード。まず選手を1人探すことになるだろう」と話した。ただ新シーズン初戦として7月のアドヴィックス・カップ(北見市)に出場予定だったが、2人の退団で不参加となる。