今季限りでの現役引退を発表したラグビー元日本代表FBの五郎丸歩(34=ヤマハ発動機)が16日、浜松市内で記者会見を行い、キッカーとしての「原点」を語った。

ポーズ流行って「違和感」―>

イングランド戦「宿命」―>

トップリーグ通算歴代最多の1254得点の記録を持つなど輝かしい実績を誇る五郎丸は、早大1年夏にキックの考え方が変化した。元イングランド代表で世界的名キッカーとして知られるジョニー・ウィルキンソン氏が、同大で直接指導する機会があった。「ラグビー人生で本当に大きな素晴らしい機会だった。ウィルキンソンさんのポーズに似ているとか言われるが、そんなことより世界トップの選手が、キックに対してここまでこだわっているのかと自分の目で見られたことが良かった。そこからキックに対しての視線が大きく変わり、素晴らしい刺激をもらった」と、この出会いが転機となったことを明かした。