SP首位発進の羽生結弦(26=ANA)がフリーに挑み、5年ぶりの優勝を果たした。フリー曲は大河ドラマ「天と地と」。

約10カ月ぶりの実戦復帰となった前日のSPは、シニアに転向した10-11年シーズン以降では最長ブランクとなった逆境を乗り越え、新SP曲「レット・ミー・エンターテイン・ユー」を舞った。

羽生結弦V「天と地と」舞う/全日本選手権写真特集

羽生V、宇野2位、鍵山3位/男子フリー写真特集


歓声に応える優勝した羽生。左は2位の宇野、右は3位の鍵山(代表撮影)
歓声に応える優勝した羽生。左は2位の宇野、右は3位の鍵山(代表撮影)


順位選手SPフリー合計
羽生結弦103.53215.83319.36
 いまこの世の中は戦わないといけないことがたくさんありますが、皆さんの中に戦いに向かう芯みたいなものがみえたら良かったなと思います   
宇野昌磨94.22190.59284.81
 (ガッツポーズに)深いものはない。どの選手も笑顔の時、ガッツポーズしている時はうれしい    
鍵山優真98.60180.19278.79
 すごくよかったとはいえないが、自分が今できることはできた。緊張に負けた部分はあるのでもっともっと練習が必要   
田中刑事83.61155.22238.83
 正直、いつもの全日本に比べて不安要素しかなかった。来季は心身ともにベストの状態で皆と戦いたい   
佐藤駿83.31153.21236.52
 ノーミスすると思っていたが、まだまだ自分の実力ではそういうことはできなかった   
友野一希81.72141.44223.16
 今までで1番というぐらい努力したが、それをすべて棒に振るぐらいの演技。心の奥底の弱さが出てしまった   
三浦佳生67.61153.65221.26
 この舞台で(4回転を)3つそろえられたのはうれしい。存在をちょっとでも残せたのではないか   
島田高志郎71.88149.06220.94
 手応えを感じていたのは滑る前から。うまくゾーンに入れていた   
山本草太82.60134.74217.34
 念願の最終グループで滑れて、幸せな気持ちで、いい経験になった   
10三宅星南79.09134.44213.53
11日野龍樹69.79132.34202.13
 結構、いい演技だった。最後(の全日本選手権)と決めて臨んだ。引退は来年3月の試合になります   
12森口澄士66.18129.92196.10
13本田ルーカス剛史67.52126.51194.03
 (股関節痛で)調整不足の中でもしっかりした動きがしたかった。自分にがっかりしています   
14須本光希67.15126.22193.37
 ショートもフリーも悔しさしか残らない大会だった。来年、1から頑張ります   
15中野紘輔66.47120.59187.06
 (4回転トーループ成功)プログラムの中での成功は練習を通して初めてです。自分が1番びっくりした   
16櫛田一樹71.23113.58184.81
17中村俊介63.97120.04184.01
18大島光翔62.34116.11178.45
 (4回転ルッツに失敗)練習で1回も降りたことないんですが、全日本マジックで降りられるかなあと   
19本田太一67.86110.01177.87
 最後まで気持ちは切らさなかったつもりですし、僕の今の限界かなと思います   
20長谷川一輝63.59111.65175.24
21木科雄登61.38112.92174.30
 たくさんのミスが出てしまった。昨日に引き続き、いい演技ができずに悔しいフリーになりました   
22小林建斗60.88111.53172.41
23小林諒真63.91105.03168.94
24国方勇樹60.0899.21159.29
 納得いくものができなかった。6分間練習で無駄が多かった   

<滑走順>


選手SP
国方勇樹60.08
小林建斗60.88
木科雄登61.38
大島光翔62.34
長谷川一輝63.59
小林諒真63.91
中村俊介63.97
森口澄士66.18
中野紘輔66.47
須本光希67.15
本田ルーカス剛史67.52
三浦佳生67.61
本田太一67.86
日野龍樹69.79
櫛田一樹71.23
島田高志郎71.88
三宅星南79.09
友野一希81.72
山本草太82.60
佐藤駿83.31
田中刑事83.61
宇野昌磨94.22
鍵山優真98.60
羽生結弦103.53