本田真凜(20=JAL)は55・73点をマークし、23位となった。上位24人が対象のフリー進出を決めた。

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2季前に使用していた「セヴン・ネーション・アーミー」に戻して迎えた舞台。「歌詞が、注目されて、それによる戸惑い、葛藤に立ち向かう強い女性の歌手。いまの自分に必要なんじゃないかなと思ったのと、2年間滑ったSPなので滑りやすいかなと」と決断した。

冒頭のサルコー-トーループの連続3回転ジャンプでは加点を得たが、続く3回転ループが2回転になり、規定で0点に。後半のダブルアクセル(2回転半)はしっかり決めた。演技後には少し頭を抱えるしぐさもみせたが、表情は明るい。「半分、半分くらい、悔しさと良かったと」と振り返った。

昨年はSP直前に体調不良で棄権。苦しい時期が続いたが、浅田真央さんから声をかけられたことで、前を向いて練習を続けていた。