ノルディックスキー・ジャンプ男子の北京五輪日本代表は6日で選考期間が終了し、佐藤幸椰(26=雪印メグミルク)が初代表入りを確実にした。派遣推薦基準を満たし、W杯個人総合で小林陵侑(25=土屋ホーム)に次ぐ2番手の14位に入った。「日本チームの目標のメダルを獲得するために力を貸してくださいと言われないといけない。準備していきたい」と話していたとおり、五輪舞台に立つ権利を手にした。
身長161センチの小柄な体からビッグジャンプを繰り出すダイナミックさが持ち味。札幌日大高時代に史上初の総体3連覇を達成し、同年代で強さが際立っていた。だが社会人になった14年からは、W杯遠征メンバー入りができない苦しい時期もあった。17-18年後半から参戦するようになり、19-20年には2勝を挙げ、世界で勝てる力をつけてきた。
本番まで1カ月を切り、調子は上向きだ。選考最終戦の6日のW杯ビショフスホーフェン大会(オーストリア)では小林陵を上回る今季最高の4位。表彰台までわずか0・8点差だった。開幕から1ケタに届かずもがいたが、「ここまで戦えるところに持ってこられるとは正直、感じていなかった。素直に自分に最低ラインの合格点はあげてもいい」。五輪で楽しみな存在だ。


