フィギュアスケート女子で現役引退を発表した18年平昌五輪4位の宮原知子さん(24)がプロデビューを飾った。

2日に東和薬品ラクタブドームで開催されたアイスショー「スターズ・オン・アイス」の大阪公演に出演。前日1日に引退会見を行い、今後はプロスケーターとして活動していくことを発表していた。

演じたプログラムは「Voila」。伸びやかな滑りを合わせ、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)などを跳んだ。演技後には、北京五輪金メダリストのネーサン・チェン(米国)から花束が贈られた。

トークショーにも登場。先月の世界選手権で優勝した坂本花織(シスメックス)との会話を弾ませた。

坂本から「ご存じだと思うんですけど、本当に練習熱心で。人がいなくても、誰かが見てなくても手を抜かない」と言葉をもらうと、「ずーっと最初から最後まで自信に満ちあふれたジャンプが大好き。練習でも本番でもいつでもこい、みたいなのが大好きです。尊敬してます」と返答した。

全日本選手権4連覇など、日本女子のエースとして世界と渡り合ってきた。坂本はその姿に「長年、日本を引っ張っててくれて、真央ちゃんの世代からいままで、いろんな選手を日本の選手を言葉より、態度で、示してくれて、私たちが成長できる、頼れる先輩で、尊敬できる部分しかない」と仰ぎ見る。

逆に、宮原は世界女王となったばかりの後輩に、「まずは今シーズンお疲れさまでした。テレビで見ててもこっちに跳んできそうなくらいのかおちゃんの演技を楽しみにしてます」とエールを送った。