21年全日本ノービス選手権2位の和田薫子(13=グランプリ東海クラブ)がジャンプを全て降りきり、首位発進した。

冒頭のルッツ-トーループの連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)、3回転ループを着氷させて50・53点。2つの回転不足など細かな減点があり「ジャンプは決まったけれど、思ったより点数が出なかった」と悔しげに振り返りつつ「大きなミスなく終えられて良かったです」と安堵(あんど)した様子だった。

ジュニア1年目となる今季のSPは鈴木明子さん振り付けの「リフレクション・ステップス・ムービング」。これまでと違った世界観を表現し「生命が生まれる感じで滑っています」と明かす。

今大会は11、12日に分けて行われるジュニア女子SPの上位選手が、13日のフリーに臨む。シーズンの本格化を前に「自分の納得いく演技をして、自己ベストの点数を更新できるようにしたいです」と意気込んだ。【松本航】