卓球女子で3つの五輪団体メダルを獲得し、1日に現役引退を表明した石川佳純さん(30)が18日、都内で会見を行った。常に全力を誓って歩んだ23年の現役生活を振り返るとともに、子どもたち、パリ五輪を目指す後輩らに節目のメッセージを送った。

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◆子どもたちへ

1つはやっぱり、目標だったり、自分が夢中になれるものを見つけてほしいなと思います。

もう1つは才能は1つに限らないと思います。例えば先生に言われてすぐに出来る人ももちろん素晴らしいけれど、言われたことを出来るまでやるっていうのも1つの才能。才能にはいろいろな才能がある。もしやってみて、自分が「向いていない」と思ったとしても、自分が好きな限りはできるだけ続けてほしい。いろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。

自分が大切にしてきたことは、目の前のことに1つずつ、真剣に、誠実に向き合うことだったと思っています。目の前のことを全力で、一生懸命にやっていくことで、いい結果、いいきっかけが生まれて、次につながっていくのかなと思っています。

 

◆パリ五輪を目指す後輩たちへ

今もオリンピックレースを戦っていますけど、精神的にも、肉体的にも、すごくハードなんですよね。それを勝ちきった選手だけが立てるのがオリンピックという舞台。そのオリンピックでも厳しい戦いが待っていて…。

本当に大変な時間ではあるんですけれど、今しかできない素晴らしい時間でもあると思います。後悔のないように、思う存分、みんなにはやりきってほしいなと思っています。これからは後輩の皆さんの活躍をすごく楽しみにしていますし、応援しています。

やはり卓球の魅力を伝えてくれる一番(の存在)が、世界で活躍する選手だと思う。その魅力を伝えてくれる、選手としても、人としても、素晴らしい選手がこれからもたくさん出てきてくれたらうれしいなと思います。

 

◆地元山口の方々へ

私にとって、山口は「家」ですね。卓球を始めたのももちろん山口でした。今でも地元に帰った時は、たくさんの方々に温かい声をかけていただきます。オリンピックが終わった時とか、いろいろな大会の後には山口に帰って、報告をして、パレードをしていただいたり、思い出深いことがたくさんある。現役を引退して山口に帰ることがあるので、たくさんの方にお礼を直接伝えたいと思います。

 

◆中国のファンへ

現役引退を(中国の短文投稿サイト)微博(ウェイボ)でも表明しました。こんなにたくさんのメッセージをいただけると思っていなくて、びっくりしました。すごくありがたかったですし、毎回、現地でもたくさん応援してくださって、まるでホームのように試合をさせてもらいました。感謝の気持ちを伝えたくて微博に長文をあげさせてもらった。最後の試合(遠征)はマカオと中国でした。励ましをいただけて、すごくうれしかったですし、感謝しています。