世界ランキング18位のブルガリアが同8位の日本に完敗した。来夏のパリ五輪(オリンピック)予選を兼ねるワールドカップ(W杯)第4戦で、開幕から苦しい4連敗となった。
前日19日に、世界4位ブラジルから2セットを奪うなど不気味さを漂わせていたが、スパイク、サーブにブロックと日本の攻守に圧倒されて、失点を重ねた。
それでも序盤は一進一退だった。先発の平均身長が日本より6・1センチ高いアドバンテージを生かし、一時は2点をリードするなど第1セットは互角に渡り合ったものの、最終的にはエースが封じられた。ブラジル戦で19得点したアウトサイドヒッター(OH)ヨルダノバが、チーム最多ながら5得点に抑えられた。
終盤は10代の有望株3人を同時に送り込むなど、先を見据えた戦いに切り替えていた。