3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)代表の三浦佳生(18=東京・オリエンタルバイオ/目黒日大高)がショートプログラム(SP)に臨み、84・75点をマークした。
普段のシニアのSPとは異なり、4回転ジャンプを跳ぶことができないなどのルールがあるジュニア課題での出場。「This Place Was a Shelter」の曲調に乗り、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプ、トリプルアクセル(3回転半)、3回転ルッツを降りた。「のびのびと滑ることができた」とうなずいた。
昨年の全日本選手権では、年上選手たちとの激しい争いの中で4位に入り、初の世界選手権代表に選出された。その大舞台まで2カ月弱。今大会に出場することで、ジュニアのプログラムの練習を積む必要も生じ、シニアの練習のみに集中できない懸念もある。「それは問題ではあるんですけど…」と正直に打ち明けつつ、今大会への出場理由を語り始めた。
「一番は大弥の気持ちが伝わってきたからです」
蛯原大弥(明治神宮外苑FSC)は同じ東京都代表。昨年12月の全日本選手権19位で新人賞を受賞した3歳後輩。今季はシーズン序盤から「出てください」と懇願されていた。「本気で優勝したいという思いが見えたので、僕も頑張ろうという思いになった。真剣にお願いしてくれたので、一緒に良い演技をして勝ちたいと思った」と心を動かされた。
その思いに応えるためにも、全力で滑り切る。「全日本での演技がたまたまできたのではなく、毎回できたと思わせるようにしたい。(今大会では)きっちりスピン、ステップをやりきることを意識していけば、シニアでも出来るようになると思う」。三浦も本気の演技で応えてみせる。【藤塚大輔】


