仙台89ERSが開幕からホーム3連勝を飾った。2季連続中地区優勝の三遠を迎え、主将の渡辺翔太(26)が大爆発。5本の3点シュートを含めてキャリアハイタイの18得点をマークし、勝利の立役者の1人となった。ジャレット・カルバー(26)がチームトップの19得点、セルジオ・エルダーウィッチ(29)も13得点、7アシスト、8リバウンドと新加入選手も活躍。ダン・タシュニー・ヘッドコーチ(44)も手応えを感じる1勝となった。
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相手に傾きかけた流れを1発で引き戻した。第3クオーター(Q)残り6分14秒。渡辺がこの日3本目の3点シュートを決めると、ゼビオアリーナ仙台が揺れた。8点リードで前半を折り返すも、後半開始から強度を上げてきた三遠に押され、3分以上得点できず、気がつけば2点差。その嫌な雰囲気を26歳の主将が立ちきった。
「チームのみんながいいパスをくれたので、自分は決めきるだけだった」。立ち上がりから全開だった。開始早々に3点シュートを決めると、2分も満たない間に8得点。強豪相手に主導権を握ることに成功すると、その後も要所で得点を重ねた。18得点は24年11月10日の大阪戦以来。3点シュート5本成功もB1ではキャリアハイタイだ。「今季は練習からいい感じで打てているので、打ち続けたい」と話した。
チームにとっても大きな1勝だ。昨季、三遠には100点以上奪われて2連敗。チャンピオンシップ(CS)に出るチームとの力の違いを思い知らされた。この日も第4Q終盤に猛追され、ヒヤリとさせられた。渡辺は「昨季はCSに出るようなチームには勝てなかったので、今日の勝ちは自信につながる。苦しみながらも勝ち切れたのはみなさんの声援のおかげですし、ホームで勝利を分かち合えてうれしい」と、変わらぬ「黄援」に感謝した。
タシュニーHCも「リーグ屈指のチームに勝つことができてうれしい。自分たちがやってきたことは間違っていなかった」と振り返った。開幕前には「Bリーグの中で一番飛躍を遂げたチームを目指したい」と、2季前に前年度から23勝を上積みした三遠の名前をあげていた。エース佐々木隆成が不在とはいえ、そのチームに勝った。「修正すべき点はある。明日しっかり準備して臨みたい」。目指すはホーム4連勝だ。


