10連覇挑戦を前に、絶対王者帝京大が陥落した。

前半6分に司令塔のSO北村が脳振とうで退場となり、攻撃のリズムが狂った。スクラムで劣勢となりペースを握られると、攻守でミスも連発。22点差の完敗に、勝ち続けてきた選手たちはピッチに崩れ落ちた。1年からレギュラーとして活躍してきたFB竹山は「先輩たちが築き上げてきた連覇を背負って戦ったが、自分たちの甘さや弱さが出てしまった」と涙。常勝軍団を作りあげた岩出監督は「敗戦を受け止め、ここから逃げずに、できることをやっていきたい」と話した。