日本ラグビー協会の森重隆新会長(67)が2日、宮崎市で行われている日本代表強化合宿第2クールを視察に訪れた。

ラガーマンらしくポロシャツに短パンで登場し、これが事実上の初仕事。1日には都内で取材に応じた清宮克幸副会長が、日本代表ジョセフ・ヘッドコーチの続投希望を訴えたばかり。これについて「よく聞いたら『個人的には』っていちいち言っていた。全く何も決まってない」と、あくまで清宮副会長の個人的意見だとした。そして「清宮にはメールで『公人なんで』って話をした」とくぎを刺したという。

何よりまず、強化体制を整える必要があると力説。15人制男子の薫田真広強化委員長が退く方針で、当面は藤井雄一郎強化副委員長が中心となるが「これからは高校、大学、ジャパンとつながるように強化しないといけない」と持論を展開。全カテゴリーの強化を統括する人材が、今の協会には必要だとした。