<バレーボール:全日本高校選手権:東海大三2-1浜北西>◇2日目◇女子2回戦◇6日◇東京体育館

 浜北西(静岡)は東海大三(長野)と対戦し競り負けた。

 初戦の勢いで臨んだ浜北西は、接戦の末に逆転負けで悔し涙を流した。先取した第1Sに続き、市川栞奈主将(3年)を中心に攻めた第2Sを落とすと、最後は力尽きたように大きく突き放された。しかし、山本望(3年)が「みんなと目を合わせながら、苦しくても笑顔でやろう」と言い続け、笑顔を絶やさず最後まで戦い切った。

 夏で引退せずに今大会まで残った3年生トリオは、今後別々の道を歩む。保育士を目指す市川は愛知の短大に進学。歯科衛生士になるため専門学校に進む山本とともに、今大会でバレーを卒業する。市川は「苦しいときもあったけど、それを乗り越えここまでこれて、バレーを続けてよかった」と話した。唯一バレーを続ける平松可愛は名古屋学院大に進学。「バレーが好きなので、高校教師になってバレーを教えていきたい」と、次なるステージに進む。