2日夜に覚せい剤取締法違反の疑いで現行犯逮捕された清原和博容疑者(48=東京都港区)の故郷・大阪府岸和田市では「なんでや!」と、地元が生んだヒーローの逮捕に落胆の声が広がった。

 清原容疑者の生まれ故郷・岸和田市では、逮捕から一夜明けた3日、驚きと困惑が広がった。地元の「清原和博後援会」の関係者は「和博はアホや。なんでや!」と声を荒らげた。息子が同じ少年野球チームに所属し、プロ入り後も親しく交流してきただけにショックを隠しきれない様子。04年に通算2000安打を達成した際、後援会メンバーに記念のキャリーバッグが贈られた。「あれは宝物だった。みんなにうらやましがられた。今も大事に使っているが、もう使えない」と声を落とした。現在、同後援会は事実上、解散状態にあるが「岸和田のヒーローやから、みんな気にしてた」と話した。

 岸和田市の実家には3日朝から30人以上の報道陣が詰めかけた。親しい近所の男性によると、実家には2000安打の記念品や記念のバットなどが飾られているという。父親は午前と午後に車で外出したが、取材には対応しなかった。親しい男性は「プロ入りしてからは両親の言うことは聞かないようになったとこぼしていた」と話した。

 清原容疑者を小学校時代から知る近所の主婦(62)は以前に同容疑者が息子を連れて実家近くの公園でキャッチボールしている姿を目撃したといい「地元でも人気者だった。悲しい」。04年に「市民栄誉賞」を授与した岸和田市の担当者は「当時は市民に夢と希望を与えてくれた。違法薬物が社会問題になっている中、非常に残念だ」と話した。【松浦隆司】