日本野球機構(NPB)は10日、審判学校の設立を発表した。

 技術向上に加え、職業としてプロを目指す審判員を広く募集し、成績優秀者は春季キャンプに参加し、採用テストに臨める。

 期間は12月18~23日の6日間で受講料は8万5000円。米大リーグ機構の公認審判学校で学校長を務めるジャスティン・クレム氏も講習を行う。募集は50~60人程度で、応募方法は近日中に発表する。

 NPBでは昨年から審判員の合同自主トレーニング体験会を行い、参加者から3人を採用したが、これまでは日本学生野球協会に所属する審判員は参加できなかった。

 運営を統括するNPBの井野修審判部長は「今度は就職活動として、プロ野球審判員になりたいすべての人を募集する。来春卒業見込みの野球部員や元プロ選手にも挑戦してほしい」と話した。