<横浜6-5西武>◇19日◇横浜

 野球の神様が横浜吉村裕基外野手(25)の肩に降りていた。1点を追う8回裏1死一塁。西武岡本慎のスライダーをフルスイングすると、打球は左翼席へ一直線。直後に右腕を突き上げた。若林オーナーのゲキが聞こえたのか-。8号逆転2ランでチームの連敗を6で止めた。

 お立ち台で見えない力を認めた。「やっと野球の神様が横浜に降りてくれた」。投打の歯車がまったくかみ合わず、前戦まで今季3度目の6連敗。この日も初回に4点先制され、劣勢ムードだった。だが反撃の一打も吉村。5回裏に7号ソロで打線に火を付けた。

 球場では「プロ野球を見せろ」というヤジを受け続けていた。「ぼく以外もみんな悔しい思いをしてる。監督、コーチ、選手や裏方さんもそうなんですよ」と周囲を気遣った。だが5点差をひっくり返しての白星。田代監督代行も「これで勢いを付けて、やります」と強い口調で言い切った。

 [2009年6月20日8時30分

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