<西武7-4中日>◇5日◇西武ドーム
5月の月間MVPを獲得した中日トニ・ブランコ内野手(31)の御礼弾が、3連敗した中日の光明だった。6点を追う8回、長田の変化球を左翼へ2戦連発の13号2ランだ。これが来日4年目、400試合目で通算100号。キング争いでも今季初めて単独トップに立った。32打点と合わせて堂々のリーグ2冠王だ。
ブランコ
日本で100本打つのが目標だった。本当にうれしい。僕に助言をくれる妻にも感謝したい。
4月半ばに「ボールが見えない」と2軍落ち。力をくれたのがケニア夫人(31)だった。夫人が考案した夫婦珍トレの舞台は、名古屋市内の夜の自宅駐車場。夫人が乾燥したトウモロコシの粒を4~5メートルの距離から投げ、試合用バットで約50分間、打ち返していたという。
ブランコ
アメリカでメジャーを目指していた時、彼女が考えてくれたんだ。やるのは夜。小さいし、より集中しないと打てない。みんな、何やってんだって不思議そうに通っていくよ。
雨や寒い日は家の中で電気を薄暗くし、トウモロコシをカキーンとやっているとか。おかげで4月末の再昇格後は右肩上がり。山崎から一塁を奪い返し、守道竜の首位快走を導いている。だがこの日は3回2死満塁など2度得点圏で凡退。リベンジを誓った。
ブランコ
岸のボールを見極められなかった。でも明日こそチームの勝ちに貢献したい。3連覇して、妻にお礼も贈りたいからね。
4連敗、首位陥落は自分のバットで何としても阻止する。妻とバラ色のオフを送るために。【松井清員】
▼通算100本塁打=ブランコ(中日)
5日の西武3回戦(西武ドーム)の8回、長田から今季13号を放って達成。プロ野球264人目。初本塁打は09年4月3日の横浜1回戦(ナゴヤドーム)で三浦から。



