侍ジャパンが2次ラウンドへの進出が決まった。

 9日、オーストラリアが中国に11-0で8回コールド勝ちした。開幕2連勝している日本は、10日の中国戦に敗れても2勝1敗で同組のキューバ、オーストラリアに直接対決で勝利しているため、B組1位での通過となった。

 中国は1次ラウンドでの敗退が決まった。

 小久保監督は「1次ラウンドを突破できたことは、チームがまさに一丸となって戦った結果であると受け止めている。今後は、これまで以上に厳しい試合が待ち受けている。我々の目標である世界一奪還に向け、すべての試合に最善の準備で臨んでいきたい」とコメントした。

◆第4回WBC主な規定

▽勝ち上がり決定方法 1、2次ラウンドは上位2チームがそれぞれ勝ち進む。3チームが2勝1敗で並んだ場合は、当該チーム間の(1)失点率(2)防御率(3)打率(4)抽選―で順位を決め、1位は通過が決まり、2、3位でプレーオフを行う。3チームが1勝2敗で並んだ場合も同様に順位を決め、上位2チームがプレーオフを行う。

▽タイブレーク制 延長11回以降は無死一、二塁から始まる。打順通りに打席に入り、走者は先頭打者の直前の2人。

▽コールドゲーム 5回以降に15点差、7回以降に10点差がついた場合は打ち切る。

▽投球数制限 1次ラウンドは65球、2次ラウンドは80球、準決勝と決勝は95球を超えると次打者には投球できなくなる。

▽登板間隔 50球以上投げたら中4日、30球以上か連投した場合は中1日を空けなければならない。

▽ビデオ判定 2次リーグまでは本塁打のみ採用。準決勝、決勝では米大リーグ公式戦と同じ方式で行うが、チャレンジは実施しない。

▽指名投手枠 最大10投手まで登録できる。最終メンバーに2人まで登録でき、1、2次ラウンド終了後に指名投手同士のみ入れ替えが可能。