俳優山本裕典(29)の所属事務所「エヴァーグリーン・エンタテイメント」は21日、同日付で山本とのマネジメント契約を終了することを同社のホームページで発表した。「本日まで数えきれないほど、山本裕典本人と話し合い、何度も熟考を重ねました。しかしながら、本日までの一連の諸事情を鑑み、山本が弊社の考える基準に至らなかったため、契約内容に違反したと考え、断腸の思いで、契約を終了することにいたしました」と理由を記した。今後の芸能活動は21日の段階で不明だ。

 事務所関係者によると、法的な問題を起こしたわけではないという。今年1月には写真誌FRIDAYで飲み会で地下アイドルを“お持ち帰り”したと報道され、14年にも同誌にキャバクラ嬢との「ベッド写真」とされる写真が掲載されブログで謝罪した。別の関係者によると女性問題などこれまでにも素行の悪さが問題視されていたという。

 05年「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」で準グランプリなどを獲得し、06年にテレビ朝日系「仮面ライダーカブト」で俳優デビュー。最近では今年1月6日放送のテレビ朝日系ドラマ「不機嫌な果実スペシャル」に出演。昨年12月24日に行われた同ドラマの会見で山本は17年の抱負を聞かれ、酉(とり)年にかけて「“飛ぶ年”になったらいいなと思います」と前向きに語っていた。

 今月17日放送の日本テレビ系「北風と太陽の法廷」が同事務所所属として最後の出演作とみられ、その放送終了を機に、連休明けの21日、発表となったようだ。最近、清水富美加は「幸福の科学」に出家を表明するなど、偶然にも「仮面ライダー」シリーズに出演歴がある俳優に相次いで大きな契約問題が続いている。