<高校サッカー:大分10-0北陸>◇31日◇1回戦◇NACK

 大分が「フリーマン・サッカー」で10得点と大勝した。北陸(福井)を序盤から圧倒。前半で4点、後半にはFW岡部啓生(2年)のハットトリックなどで大台に乗せた。首都圏開催となった76年度以降としては最多得点差。朴英雄監督(51)は「今回は『フリーマン・サッカー』がテーマ。ボールを処理していない人の仕事が多い。ウチは挟むところと泳がせるところを設定している。奪った瞬間に攻める」と、アヤックス(オランダ)の戦術を見本にしていると説明した。

 ◆大量得点

 大分が10-0で大勝。選手権での1試合チーム10得点以上は09年度に神村学園が中京大中京戦(10-2)で記録して以来だが、10点差以上勝ちは75年度に広島工が巻戦(10-0)で記録して以来、36大会ぶり。首都圏開催となった76年度以降では、今回の10点差勝ちは最大得点差となった。なお、戦前を含めた選手権での1試合チーム最多得点は27年度に広島一中が富山師戦で記録した14得点。最大得点差も同試合の14点差(14-0)。