<藤田俊哉送別試合:ジャパン・ブルー3-4ジュビロ・スターズ>◇23日◇国立

 磐田などで活躍したサッカー元日本代表、藤田俊哉氏の「送別試合」と銘打った引退試合が23日、東京・国立競技場で約2万人の観客を集めて行われた。

 試合後のセレモニーで家族から花束を手渡され「サッカーを始めた10歳から40歳まで30年間、素晴らしい時間を過ごせた。第二のサッカー人生も楽しむことを忘れず、大きな夢を見ていきたい」とあいさつした。

 藤田氏は2001年にJリーグの最優秀選手に輝き、MFとしては唯一、J1通算100得点を達成した。将来的に欧州クラブの監督を目指し、今夏からVVV(オランダ)で指導者の第一歩を踏み出す。

 試合は中山雅史氏ら磐田OBを中心にした「ジュビロスターズ」が、三浦知良(横浜FC)や吉田麻也(サウサンプトン)らで構成する「ジャパンブルー」に4-3で勝った。藤田氏は前半、ジャパンブルーで出場して1ゴール、後半はジュビロスターズでプレーして1点を挙げた。