本当にこの人の頭の構造は不思議だ。10年W杯南アフリカ大会開幕前には、日本代表の前に立ちはだかる最強ストライカーとして紹介されていた元デンマーク代表FWニクラス・ベントナー(26)。それが今や、サッカー界のおける奇人変人の第一人者!? になってしまった。

 英メトロ紙(電子版)は18日、ベントナーの最新の奇行を報じている。ベントナーはこの日、自身のインスタグラムでセミヌードを披露。全裸で屋外のデッキチェアに寝そべり、股間だけを女性のブラジャーで隠した笑撃写真をアップした。しかも「太陽から身を守るのを忘れずに」のコメント付きで。

 アーセナルに所属していた今年3月には、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦第2戦・Bミュンヘン戦のメンバーから外れ、チームに無断で母国デンマークに帰国。泥酔状態でタクシー運転手とトラブルになり、下半身をズボンから取り出して車にこすり付けるという、これまた意味不明な行動をとった。

 その結果、アーセナル・ベンゲル監督の怒りを買い、クラブは昨季限りでベントナーとの契約を更新せず。同FWは現在も無職の状態が続いている。アーセナルでは108試合で24ゴールを挙げ、デンマーク代表としても58試合で24得点。才能があるのは間違いないのだから、インスタグラムに訳の分からない写真を投稿している場合ではないと思うのだが…。

 かつて英ミラー紙はベントナーについて「強烈なキャラの持ち主で、よく冗談を飛ばし、スタッフも選手も彼のことが大好き」と好意的に記したこともあった。だが、これだけ奇人だという評判が広まってしまうと、獲得を申し出るクラブもなくなってしまう。

 若くして成功し、大金を手にするとこうなってしまうという典型的な例を地でいくベントナー。ただ、彼はまだ26歳。キャラを生かしてお笑い芸人に転向するとか、脱ぐのが好きだからストリップクラブのダンサーやポルノ俳優になるとか、サッカー後の第2の人生に期待したい!?