SP7位と出遅れた坂本花織(18=シスメックス)が、フリーで140・16点、合計197・42点で3位に入り、6戦の上位6人が進むGPファイナル(12月、カナダ・バンクーバー)出場に望みをつないだ。

2度転倒した前日の失敗は引きずらなかった。「200%で滑れば表彰台にのれる」という振付師ブノワ氏の励ましの言葉と、練習を信じた。演技の前は「全身がガクガク」。最初の大技、フリップ-トーループの連続3回転ジャンプを高々と決めると「5%ぐらいほっとした」。さらに後半の2回転半からの3連続ジャンプも決め、「半分ぐらいほっとして」。コレオシークエンスの部分で倒れそうになるのを耐え、最後の3回転ループも成功。力強く、両手でガッツポーズし、笑顔でほえた。

シニアデビューの昨季、日本でたった2枠の五輪出場権を勝ち取り、五輪で6位入賞を果たした。その経験が自信となり、持ち前の幅のあるジャンプに加え、滑り自体も洗練されてきた。GPファイナルの進出は残る3戦の結果次第となったが、それまで「今回失敗したところを練習したい」。今季テーマとする「大人っぽいスケート」に、さらに磨きをかける。