柔道男子日本代表の強化合宿が24日、都内で公開された。昨年末に左肘の手術を受けた100キロ超級の鈴木桂治(31=国士舘大教)も打ち込み練習などで汗を流し「本当に調子がいい。徐々に良くなっている実感がある」と笑顔を見せた。

 左肘に痛みを抱えていた昨年12月のグランドスラム東京は、初戦(2回戦)で敗退。ロンドン五輪まで9カ月を切っていたが「手術する前の肘では、代表になったとしても勝てないと思った」と、直後に手術を決断した。

 本格的な稽古再開は先週から。世界ランクも18位に下がり、五輪の出場資格を維持するためには、3週間後のGPデュッセルドルフ大会で結果が求められる。だが「あきらめモードは全然ない。目標は五輪の金メダル。この肘、この体で戦う柔道を、ちょっとでも戻せる稽古をしていきたい」と意気込んだ。