平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介(32=日本コカ・コーラ)が17日、夏の世界選手権代表を目指し、来月中旬から7年ぶりに高地合宿を敢行することを明かした。この日、東京辰巳国際水泳場で東京都新春競技大会に出場。来月中旬から1カ月、標高2100メートルの米フラグスタッフで、萩野公介(20)らが所属する東洋大とともに合宿を張る。

 「今年は世界選手権の年。最後のチャンスかなとも思う」と決意を示した。体に負荷のかかる高地トレーニング。30歳を超えての挑戦は、懸けでもある。「生きるか死ぬか。どれだけ可能性があるか。トライしたい」と続けた。

 昨年は休養した年以外では初めて国際大会の出場権を逃した。今年の世界選手権代表になれば、5大会連続となる16年リオデジャネイロ五輪出場も見えてくる。世界選手権代表に入るためには、4月の日本選手権で2位以内に入ることが条件になる。