ソチ五輪女子フィギュアスケート銀メダルの金妍児(23=韓国)が、アイスホッケー韓国代表の金元中(キム・ウォンジュン、29)と交際していることが6日、分かった。韓国のインターネットメディアの「ディスペチ」が報じ、金妍児の所属事務所も認めた。金元中は国家代表の不動のエースで、アイスホッケー界の「最高の美男選手」と呼ばれる。氷上のビッグカップル誕生は韓国で大きな話題になっている。

 金妍児の熱愛が発覚し、韓国は大騒ぎになっている。ソウル新聞は「金妍児の所属事務所は『ディスペチの報道、記事の内容はほとんど事実です。金元中と交際中です』と認めた」と伝え、スポーツ朝鮮は「ディスペチ」の写真を引用し、「金妍児の長い腕が相手のたくましい腰に伸びた」と説明。すべてのメディアが電子版で大々的に報じた。

 韓国の芸能ニュースなどを扱う「ディスペチ」によると、高麗大出身の2人は、一昨年11月に全種目の韓国代表が合宿するソウル市内の泰陵(テヌン)選手村で初めて会った。本格的な交際が始まったのは昨年から。金元中は兵役中で、軍体育部隊のチーム「デミョン尚武」に所属。外出が許可される日が限られているためデートは月2回程度だが、金妍児の誕生日やクリスマスイブもデートを楽しんだという。ソチ五輪後には、マネジャーらも同行して旅行したとの報道も出ている。

 銀メダルを獲得したソチ五輪を最後に選手として引退すると表明した金妍児は、4日にソウル市内で開かれたイベントに出席。「10年後の自分は?」と聞かれ「フィギュアにかかわる仕事をしていると思います」と答え、「結婚は?」との問いに「10年後は35歳(韓国は数え年)だし、結婚しているんじゃないですか」と答えている。

 金妍児は、韓国で「国民の妹」「女神」「フィギュア女王」などと呼ばれるスーパースター。韓国では、アイスホッケーはあまり人気がないが、金元中は国家代表では不動のエースと称され、アイスホッケー界の「最高の美男選手」とも呼ばれて女性ファンが多い。

 ◆金元中(キム・ウォンジュン)1984年12月18日、韓国ソウル市生まれ。中学時代からアイスホッケーを始める。高麗大を卒業後、実業団の安養ハルラに入団。12年12月に入隊し、現在は軍体育部隊のデミョン尚武に所属。180センチ、80キロ。