野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(45=日刊スポーツ評論家)。
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2位の日本ハムは勝負の1週間を迎える。後半に首位ソフトバンクとの3連戦が控える。
前回9~11日の直接対決では3連敗を喫した。ここでまた3連敗でもすれば、逆転優勝はかなり厳しくなる。もちろん、シーズン最後まで何が起きるか分からないが、現実的には「終わる」と言ってもいいぐらいだ。最低でも勝ち越しが必要で、できれば3連勝したい。
ソフトバンクとしても当然、勝ち越したい。ただ、ゲーム差が今の3のまま直接対決を迎えると仮定すれば、最悪1勝2敗でもいい。いずれにせよ、お互い初戦を取りたいところだ。
両チームとも戦力は充実しており、勝負のポイントはこれだと、1つに絞るのは難しい。とはいえ、野球の鉄則として、まずは先発が大事になる。
負けられない日本ハムだが、福島が3連戦の先発予想に上がっている。
先週のロッテ戦で1カ月ぶりに1軍登板し、7回2失点で勝利した。150キロを超える真っすぐには力があり、角度もある。今季4年目で、育成から支配下になって2年目。昨季それなりの経験を積み、今年は登板がないと思っていたが、ここで出てきた。非常に大事な3連戦で、どんなピッチングを見せてくれるのか、楽しみだ。
もっとも、その楽しみは「将来どうなるか」という類いのものとは異なる。例えば、これがシーズン序盤であれば、負けてもOKとまでは言わないが、チームの成長や個人の成長につながるピッチングを若い投手がしてくれれば、という考えが成り立つ。
だが、優勝争いは終盤に入った。優勝のためには「勝ち」という結果が全て。目の前の一戦をどう拾っていくかしかない。福島の対ソフトバンク戦は、昨季2試合で勝ち負けなしの防御率7・27。去年とは違う姿、勝つためのピッチングを見せられるか。
Aクラス争いも激しくなっている。注目は4位の楽天。チームの実力ではなく、現在の調子だけでいえば、特に打線はソフトバンクの次にいいと思う。先週は3連勝の後、日本ハムに2連敗したが、終盤の追い上げは勢いがあった。今週後半で目の上のオリックスと再び対戦する。西武もギリギリ踏ん張っており、CS出場をかけた争いも見逃せない。(日刊スポーツ評論家)




