<ソフトバンク5-8ロッテ>◇15日◇みずほペイペイドーム

大阪~北海道と続いた1週間のロードを終えて福岡に戻ったソフトバンクだったが、負の流れを止めることはできなかった。2位ロッテに逆転負け。今季4度目の3連敗を喫した。前日(14日)の日本ハム戦(エスコンフィールド)を終えて、チームは東京入り。この日朝に東京から空路福岡に戻った。球宴前の残り2カード。選手たちの疲れもピークに達しているかもしれないが、シーズン143試合の長丁場。条件はどこも一緒。体にたまる見えない「敵」にも打ち勝ってこそ「強さ」は勝ち得る。7月に入ってこれで3勝8敗。苦しい戦いが続いているものの、踏ん張りどころでこれ以上、ズルズルと行くわけにはいかない。

何とも悔しい黒星だったが、目を見張るプレーもあった。1点をリードした4回だった。先頭の4番山川が左翼越えの二塁打で出塁。続く5番近藤は左飛に倒れたが、1死二塁から6番柳町が中前へ運んだ。グルグルと腕を回す井出三塁ベースコーチの指示もあって、山川はちゅうちょなく三塁を蹴って本塁へ激走。公称103キロの巨漢がスライディング。2点目のホームインを決めた。「止まるつもりはなかったですよ。井出コーチが腕を回していたんで。思いっきり行きましたよ」。今季29得点目にして初めて単打で二塁から一気にホームインを決めた。14日の試合は4番DHで出場し、4打数ノーヒット。山川を含め3番栗原、5番近藤のクリーンアップの3人が無安打で出塁すらなかった。苦しいときこそ「主軸」の奮起を首脳陣も期待するところだろう。「(打撃の)いい感じはつかめてきたので、頑張ります」。試合後、山川は言った。敗戦の悔しさは胸に押し込め、しっかりと不言実行を誓っている。【ソフトバンク担当=佐竹英治】