<ソフトバンク2-1ロッテ>◇18日◇みずほペイペイドーム

ソフトバンクが有終の美へ突き進んでいる。9カード連続勝ち越しを決め、優勝マジックは23。7月30日に初めてM42が点灯。あっという間のカウントダウンだ。このペースでいけば、9月中旬には小久保監督も宙に舞うだろう。相変わらず、マジックナンバーについて「禁句」を通しているようだが、残るVゴールへの歩みは、緊張と興奮をチームと共有しながら1試合1試合を戦ってもらいたいものだ。

それにしても、主砲柳田が長期離脱。守護神のオスナも姿を消したものの、まったくチームは動じない。選手層の厚さと言ってしまえば簡単だが、選手たちがしっかりと投打の両輪の穴を埋めている。正木や柳町の「慶応コンビ」の踏ん張りも見逃せない。開幕直後に2軍落ちした正木は「危機感しかなかった」と言った。打撃改造も奏功し、再昇格からしっかり「6番」として役目を果たせば、先輩柳町も5月下旬に1軍昇格してから正木とともに打率3割をキープしている。首位独走のチームにあって内部に通底しているのは「危機意識」だろう。層が厚ければ、代替選手はいくらでもいるわけで、結果を残さなければ降格の現実が待っているのだ。

小久保監督ら首脳陣が意識的にそんな環境をつくっているのかどうか分からないが、強固なチームを作り上げるためには常に「背水」に身を置かせるのは大事なことだろう。

チームは両リーグトップで70勝に到達。残り35試合。この勢いならば、シーズン90勝超えも難しい数字ではない。15年に就任1年目で工藤ホークスが90勝を達成したが、この数字を塗り替えてもらいたいものだ。まあ、小久保監督にはマジックも勝ち数も「禁句」なのだろうが、背番号超えは今後の大きな楽しみの1つではある。【ソフトバンク担当=佐竹英治】

ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、牧原大は先制本塁打を放つ(撮影・林敢治)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、牧原大は先制本塁打を放つ(撮影・林敢治)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、牧原大(右)は先制本塁打を放ちベンチのナインとタッチを交わす(撮影・林敢治)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、牧原大(右)は先制本塁打を放ちベンチのナインとタッチを交わす(撮影・林敢治)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、先制の右越え本塁打を放った牧原大はベンチのナインとタッチ(撮影・鬼束羽瑠菜)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、先制の右越え本塁打を放った牧原大はベンチのナインとタッチ(撮影・鬼束羽瑠菜)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、先制の右越え本塁打を放った牧原大を笑顔で迎える小久保監督(撮影・鬼束羽瑠菜)
ソフトバンク対ロッテ 5回裏ソフトバンク1死、先制の右越え本塁打を放った牧原大を笑顔で迎える小久保監督(撮影・鬼束羽瑠菜)