神奈川・藤嶺藤沢の今秋ドラフト候補で最速148キロ左腕、矢沢宏太投手(2年)が14日、神奈川・相模原市内で今春センバツに出場する東海大相模(神奈川)との練習試合で先発し、5回を投げて5失点を喫した。

 矢沢と東海大相模・森下翔太外野手(2年)を視察するため、国内外9球団17人のスカウトが集結。矢沢はこの日最速145キロを計測した直球と縦、横スライダーを武器に3回まで無失点に抑えたが、4回に3点を奪われると、5回には代打の金城飛龍内野手(1年)に特大2ランを浴びた。

 この日の最速は145キロで5回3安打4三振5失点。森下に対しては2奪三振、1安打に抑えたが「とにかく負けるのは嫌。今日はいいチームにどれだけ自分の実力がどれだけ通用するか試したった。とにかく夏までに勝てる投球を目指して頑張りたい」と言った。巨人岡崎スカウト部長は「スライダーに切れがある。投げ方も良く、いい投手。なかなか高校生で打つのは難しいかもしれない」と話した。試合は2-5で敗れた。