高校野球地方大会の注目カードを速報。聖光学院(福島)前橋育英(群馬)九州国際大付(北福岡)など強豪校が初戦突破。岩手では福岡が伝統のバンカラ応援団のパワーもあって12年連続の初戦突破を果たした。

北福岡1回戦:九州国際大付10-0戸畑工


チーム
九国付10
戸畑工

春の九州大会を制した九州国際大付が初戦コールド勝ち


岩手2回戦:福岡10-3盛岡南


チーム
盛岡南
福 岡10

バンカラ応援の古豪・福岡が7回コールドで12年連続の初戦突破

12年連続初戦突破に貢献したのが、同校名物のバンカラ応援団だ。弊衣破帽(へいいはぼう)のいでたちで、三塁側スタンドに陣取り、声をからした。6日朝8時には毎年の恒例行事の「80キロ行軍」に出発。7日に盛岡市内の岩手県営で行われる初戦に向けて、同校のある二戸市内から80キロの道のりを24時間以上かけて歩いて、翌7日の午前9時過ぎに到着。途中の仮眠は1時間半ほどの強行軍で到着したが、7日当日は降雨により初戦は順延し、顧問の車で二戸市に引き返していた。この日は、3年生全体応援のバスに同乗し、球場に到着した。同校伝統のユニホームの左胸に刻印される「H」の文字を頭に刈り込み、夏本番に臨んだ95代目の嶋野将之応援団長(3年)は「80キロ行軍の勢いで応援するのが1つの流れなんですけど、雨は仕方がなかった。今日はこんな大差で勝ててうれしい。野球部の円陣を見ると気合が入っていた」と感慨深げに語った。

盛岡南対福岡 味方の守備時は相手を威嚇する福岡の嶋野応援団長(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 味方の守備時は相手を威嚇する福岡の嶋野応援団長(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 得点時はバケツの水をかぶる福岡のバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 得点時はバケツの水をかぶる福岡のバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 福岡名物のバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 福岡名物のバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 試合前に旗を振り回すバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)
盛岡南対福岡 試合前に旗を振り回すバンカラ応援団(撮影・高橋洋平)

茨城1回戦:竜ケ崎一10-0日立工


チーム
日立工
竜ケ崎10

甲子園出場校が初戦で激突。10-0で竜ケ崎一が勝利


熊本1回戦:秀岳館10-0牛深


チーム
牛 深
秀岳館10

3連覇目指す秀岳館が初戦。10-0で6回コールド発進


福島2回戦:聖光学院9-1安達


チーム
聖光
安達

12連覇狙う聖光学院が初戦、9-1で8回コールド勝ち

聖光学院対安達 8回裏、気迫もこもった表情で投球する聖光学院・衛藤(撮影・鎌田直秀)
聖光学院対安達 8回裏、気迫もこもった表情で投球する聖光学院・衛藤(撮影・鎌田直秀)
聖光学院対安達 スタンドにあいさつする聖光学院・須田(左から2人目)ら選手たち(撮影・鎌田直秀)
聖光学院対安達 スタンドにあいさつする聖光学院・須田(左から2人目)ら選手たち(撮影・鎌田直秀)

群馬1回戦:桐生第一11-4伊勢崎


チーム
伊勢崎
桐生一11

桐生第一が10年ぶりの夏の甲子園目指し初戦。11-4で7回コールド勝ち


群馬1回戦:前橋育英11-4藤岡工


チーム
前橋育英11
藤岡工

昨夏代表・前橋育英が初戦。終盤に突き放し11-4で初戦突破

群馬大会 前橋育英-藤岡工 7回を1失点に抑えた前橋育英・恩田慧吾投手(撮影・大友良行)
群馬大会 前橋育英-藤岡工 7回を1失点に抑えた前橋育英・恩田慧吾投手(撮影・大友良行)