第100回全国高校野球選手権(5日開幕・甲子園)の組み合わせ抽選会が2日、大阪市内で行われ、南・北北海道代表の初戦が、同じ大会第2日となった。5年ぶり4度目出場の北照(南北海道)は、第3試合で初出場の沖学園(南福岡)と対戦。9年ぶり8度目出場の旭川大高(北北海道)は、第4試合で2年ぶり8度目出場の佐久長聖(長野)と激突する。南北両代表の初戦が同日となるのは、16年から3年連続となった。
最初に勝って、道勢ダブル勝利を呼び込む。北照・三浦響主将(3年)は「1日で2勝すれば北海道が一気に盛り上がる。僕らが先陣を切って勝ち、勢いづけたい」と意気込んだ。激戦区南福岡を勝ち上がってきた沖学園については「いかに自分たちがやるべきことをできるか。どんな相手にも挑戦者の気持ちで臨みたい」と気を引き締めた。
ラッキーアイテムが引き当てた対戦相手だ。抽選会には今夏、上林弘樹監督(39)が、お守り代わりにしていた4つ葉のクローバーを、ポケットに忍ばせて臨んだ。「本当は僕のお守りがあったのですが、緊張したのか部屋に忘れてしまって」。このクローバーは、今夏の地区予選前に、監督の6歳の次女がみつけてきたもの。今春全道大会優勝の札幌第一、昨秋優勝・駒大苫小牧と、連続での難敵撃破を後押ししたパワーを、勝利につなげる。
8年前の雪辱を果たす。札幌月寒東小4年の夏、三浦は旭川実の兄将吾さん(26)を応援するため甲子園で声をからした。その10年も、南北海道代表の北照と旭川実が同日初戦。三浦は、第3試合の北照と第4試合の旭川実の試合を2試合連続観戦していた。2連敗だった当時を振り返り「今度は自分たちが勝って、先輩たちや兄の無念を晴らしたい」と前を向いた。
北照として初の夏1勝を挙げると、その先は大阪桐蔭-作新学院の勝者と対戦する。どちらも強豪だが「対戦したいチームはあるが、まず目の前の一戦に集中すること。勝ってから、その先のことについて考えたい」。道勢同日突破を果たし、北海道に長い夏を贈り届ける。【永野高輔】

