慶応(北神奈川)が割り当てられた2時間のうち1時間40分を打撃練習に当て、みっちりとバットを振り込んだ。

 森林貴彦監督(45)は「何日間か空くと怖いのがバッティング。一昨日の出発前に打ってから3、4日空けるのが怖かった」と練習の意図を説明。選手の状態は「あたりはよくなかったが、よく振れていた。相手も決まって、体を動かそうとよくやってくれた」と振り返った。

 練習を終えた下山悠介主将(3年)は「秋、春と比べてバッティングが成長した。誰が打つとかではなく、みんなで打って勝ち上がった。大会中だからこそ、まだまだ成長できると思う」と笑顔。汗をぬぐいながら「今日は甲子園見学の時より熱く感じた。宿舎でエアコンをつけすぎないように気をつけます」と体調面にも気をつかった。