第100回全国高校野球選手権大会が今日5日、甲子園で開幕する。

<注目の打者>

 今秋ドラフト1位候補の「ビッグ3」に注目が集まる。報徳学園(東兵庫)の小園海斗遊撃手、大阪桐蔭(北大阪)の藤原恭大外野手(ともに3年)は、走攻守3拍子そろった超高校級野手。「二刀流」の大阪桐蔭・根尾昂遊撃手(3年)は、投打でアマチュア屈指のポテンシャルの高さを発揮する。

 「ビッグ3」と同じ左打者に大砲もそろった。智弁和歌山・林晃汰三塁手(3年)は高校通算49本塁打の長距離砲。星稜(石川)の南保良太郎三塁手(3年)は決勝戦の3発を含む通算5発で、松井秀喜(元ヤンキース)超えの石川大会新記録を作った。折尾愛真(北福岡)の野元涼一塁手(3年)は地方大会6発を放った。

 同じ左打者では、中央学院(西千葉)の「二刀流」大谷拓海投手(3年)、浦和学院(南埼玉)の蛭間拓哉外野手(3年)は強打とともに地方大会9盗塁で俊足も武器。聖光学院(福島)の矢吹栄希二塁手(3年)、慶応(北神奈川)の宮尾将遊撃手(3年)は巧打が光る。

 右打者には、経験豊富な選手がそろった。高校通算56発の花咲徳栄(北埼玉)の野村佑希投手、超高校級の飛距離を誇る横浜(南神奈川)の万波中正外野手(ともに3年)は昨夏も主軸で出場。前橋育英(群馬)の小池悠平捕手は昨夏の甲子園で2発を放ち、日大三(西東京)の日置航遊撃手(ともに3年)は今春センバツで本塁打を放った。

 常葉大菊川の奈良間大己遊撃手(3年)は、静岡大会で驚異の打率8割1分8厘をマークした。今大会は1年生も注目を集めそうで、山梨学院・栗田勇雅捕手、二松学舎大付(東東京)の山田将義捕手、花咲徳栄・井上朋也外野手、星稜の内山壮真内野手らがスタメンに名を連ねる。