高知商が、両チーム合わせて4本塁打を含む30安打が飛び交う乱打戦を制し、初戦を突破した。

 逆転に次ぐ逆転。このシーソーゲーム、高知商に勝利を呼び込んだのは、西村貫輔内野手(1年)の勝ち越し打だった。7回、同点に追いついて迎えた1死満塁。「俺が決める。最初から思い切って振りに行きました」と相手投手の変化球を左前にはじき返す2点適時打。これが決勝点になり、両チーム合わせて26得点の打ち合いに競り勝った。試合後、お立ち台に立った西村は「一番活躍したんだなって実感できます。注目されるの大好きです」と、満面の笑みで、勝利の余韻に浸った。