10年ぶり出場の佐賀商は、エース木村颯太投手(3年)の奮闘むなしく初戦敗退となった。

 木村は自己最速を1キロ更新する146キロをマークするなど、6回まで1被弾だけの2安打1失点。味方の援護を待ったが、同点に追いついた直後の7回に、3安打と四球、味方の失策などもあり3失点で力尽きた。それでも涙のなかった主将でもあるエース右腕は「甲子園で終われてよかった。一番、いい投球ができた」と胸を張った。卒業後の進路は大学志望だが「プロに入って、もう1度ここ(甲子園)に戻ってきたいから」と土は持ち帰らなかった。