第104回全国高校野球選手権大会(6日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会が3日、大阪・フェスティバルホールで行われた。

3年ぶり17度目出場の聖光学院(福島)は、大会第4日の9日、第2試合で日大三(西東京)と対戦する。過去には12年の1回戦で対戦し、2-1で聖光学院が勝利している。

今春センバツで18年春以来の聖地1勝を挙げた聖光学院が、17年夏以来の夏1勝を懸けて、過去3度優勝の強豪・日大三に挑む。日大三は、西東京大会6試合で74得点を挙げた強力打線を誇る。赤堀颯主将(3年)は「激戦区を勝ち抜いている日大三は、本当に力がある学校だと思います。とにかく食らいついて負けないように戦います」と印象を語った。

赤堀はチームの特色を聞かれ「力がある代ではないですが、仲間に対する思いや一球に対する執念は過去にないチームだと思っています。今までの歩みを信じながら戦います」。センバツで1勝を挙げ、春の東北大会を制覇。今夏は昨夏の覇者・日大東北、昨夏の準々決勝で敗れた光南を下して福島の頂点に立った。「力がない」ながらも1歩ずつ歩んでつかんだ夏の聖地。赤堀は「歴史を変えなければ、これからの聖光学院はない。その使命を果たすためにここに来たと思っています。負けないように一瞬一瞬、力を合わせて戦います」と意気込んだ。

唱え続けてきた「日本一」へ。この夏、聖光学院と東北の歴史に新たな1ページを刻む。