昨夏4強の龍谷大平安(京都)は、4番の村上宗太郎(そうたろう)内野手(3年)が、ヤクルト村上宗隆の応援歌を背に、先制適時打を含む2安打2打点1盗塁をマークした。
初回1死一、二塁で相手投手の甘く入った直球をとらえ、先制の左越え2点二塁打を放った。原田英彦監督(64)は「あれは本当に大きかった」と4番の仕事を絶賛。「いい当たりやったね。いい直球を選んでしっかりはじきかえしていた」とうなずいた。
苦労の末に手に入れた肉体だ。身長182センチ、体重80キロ。入学時は83キロだった。一時は猛練習で8キロも減ったが、「体は武器」と自ら増量の方法をリサーチ。食事の回数を増やすべく、休み時間には自分で買った食品保存用の容器に詰めた白飯を食べ続け、体重を戻すことに成功した。
自身の名前の由来は「大事な」「本家」という意味の「宗」を選び、宗太郎(そうたろう)と名付けられた。読み方は違うが、23年のWBCで4番を務めたヤクルトの村上宗隆と漢字3文字が重なる。
「(応援歌は)3年生たちが考えてくれました。村上宗隆選手のような活躍をしていきたいですし、超えていけたらと思います」
創部116年の古豪で4番の誇りを胸に戦う、最後の夏。「名門校の4番を任されている。それにふさわしい活躍で、『平安の4番はやっぱりすごい』と思われる活躍をしたい」と誓った。【中島麗】

