仙台育英(宮城)が延長タイブレークの接戦に敗れ、2年ぶりの8強進出を逃した。3-3の11回表に2失点。その裏は無得点に終わった。エース左腕の吉川陽大投手(3年)が10回まで3失点10奪三振と踏ん張ったが、11回に力尽きた。
試合後、須江航監督(42)の主な一問一答は以下の通り。
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-試合を振り返って
もう120点出し切ったと思います。監督の采配以外は何の後悔もないです。素晴らしい対戦相手と、なかなか来られなかった甲子園でこういう試合ができたっていうことがチームの財産になりました。あとは沖縄尚学さんの優勝を願うだけですね。
-監督としての心境
野球のことに目を向ければ、守備と走塁が崩れたらうちはもう負けてしまうので。そういう守備と走塁のミスが出ながらもタイブレークまで持ち込んだので。出すものは出しましたけど、出せたことも、出せなかったことも、ありのままの仙台育英だなと思います。1、2年生が多く経験しましたから。ちょっとのミスや、ほんの数センチというのが許されないのが甲子園なんだなというのを思い出させてくれたので。とても良い経験をしました。相手のおかげです。
-今大会で起用面で学んだこと
甲子園は力以上のものも出してくれますし、そのままの力しか出ないことも両面あるところだから、ものすごいスピードで成長していく反面、やはり積み重ねたことしか出せないという両面性があって、非常に学びになりました。これ以上の経験値はないなという負け方でした。負け方としては最高でした。
-監督にとっての甲子園
一番は子供たちのありのままが見られるところですよね。今日の姿が本当の姿なんですよ。良いことも悪いことも。最後に泣いちゃうところもありのままの姿だし、最後に踏ん張れることも、踏ん張れないことも全てありのままの自分だから。人間って本当に失敗からしか成長できないから、このありのままの姿を本人たちが受け入れて、「まだ足りないんだな」とか、優勝しても感じさせてくれる、大きな成長の機会だと思いますね。
-3年生への率直な思い
よく頑張ったと思います。1度、甲子園に出られなくなって「たった3季」か「3季も」かは、本人たちからすれば「3季も」だと思います。毎年、甲子園に行って、「5回中5回出たいぞ」と思って本校に進学してますから。その中で3季出られなくて、1年生の夏以降、ずっと止まっていた甲子園の時計の針が動きだしたので、そう考えれば「100点」かなと思います。よくやったと思います。
-今後について意気込み
甲子園の時計の針が、慶応との(23年夏)決勝戦から1度止まって。慢心も油断も絶対にないという風に思いつつも、3季連続で甲子園出られないところから、こうやって動かしてくれたので、絶対にそれをつなげていきたいなと思いです。でも甘くはないので、また一生懸命やりたいなと思います。

