侍ジャパン大谷翔平投手(21)の快投は、報われなかった。

 8日の開幕戦で6回2安打無失点、10三振と完璧に封じた韓国との再戦。攻略に燃えるライバル相手に、7回を85球で1安打無失点、11三振と完璧に返り討ちにした。最速160キロもマークするパワー投球だった。

 同じ相手とは「この短期間で2度も対戦するとは思わなかった」と当初の想定外も、先発として完璧に仕事をした。中継ぎ陣がこらえ切れずに9回に一挙4失点で逆転負け。「悔しいです。韓国は粘り強かった」と脱帽も、貴重な経験は積んだ。「まだまだ課題はいっぱいある」と、今後のさらなる成長促進剤にすることを誓っていた。