韓国が記念すべき初代王者となった。1次ラウンドで惜敗した米国戦で今度は圧倒的な力を見せた。準決勝で日本を破った勢いそのままに頂点に上り詰めた。

 強打の中軸が力を発揮した。米大リーグ挑戦がうわさされる3番金賢洙は、1-0の3回に適時二塁打でリードを広げると、4回にも2点二塁打を放つなど3安打3打点。今オフにポスティングシステムでメジャー移籍を目指す5番朴炳鎬は、4回に左翼へ特大の3ランを打って試合の流れを決定づけた。

 ▽韓国の金寅植監督 米国には一度負けているので気を使った。打者の対応する能力が優れていた。準決勝で日本に逆転勝ちして、いい雰囲気が残っていた。選手が役割を果たしてくれた。

 ▽米国ランドルフ監督 完敗だった。韓国はバランスの取れた優秀なチーム。大リーガーがいないのは言い訳にならない。これだけのチームをつくってくれた選手たちを誇りに思う。