今季限りでの現役引退するDeNAのG後藤武敏内野手(37)と加賀繁投手(33)が14日、横浜市内の球団事務所で会見を行った。中日松坂大輔と横浜高の同期のG後藤は「世間からみても松坂世代というのは影響がある。松坂世代と言えば、何歳だって分かる世代。その1人としていられたことが幸せ」と、目を真っ赤にしながら話した。

前日には松坂が阪神戦で今季6勝目を誕生日に挙げ「バースデー勝利おめでとう」というメールを送ったという。試合後「僕はもう少し頑張るという決意表明のマウンド」と語る松坂の姿をテレビで見て、G後藤は「家で涙が出てきた」。プロでの直接対決は実現していないが「対戦はしたいが、できてもできなくても松坂の気持ちで十分です。僕はうれしかったです」と受け止めた。

チームは6位で苦しい戦いが続いている。「今年もこっからが勝負。そこにいられない選手もいる。チームの代表として去年のような底力を見せてほしい。最後は笑って終わりたい」と託した。