今ドラフトの目玉、大阪桐蔭・根尾昂内野手（3年）が中日から1位指名を受けた。前日24日までに中日、ヤクルト、巨人の3球団が1位指名を表明。最終的には日本ハムも加わり、4球団が競合し、中日が引き当てた。

「ホッとしました。小さいときからテレビをつければ、中日ドラゴンズさんの試合がやっていて馴染みがあるチームで強いチームの印象があります。何か縁があると思いますし、このご縁をしっかり大切にして中日ドラゴンズの一員としてしっかりやりたいです」と

大阪桐蔭では投手と野手の「二刀流」として活躍し、今年は春夏連覇の偉業に大きく貢献。高校通算32本塁打を放ち、投げては最速150キロ。前日24日の時点で二刀流挑戦を容認する球団もあったが、指名された球団の意向を聞くとしながら根尾は「自分の中ではショートでいきたい気持ちがあります」と話していた。

優れた人間性から先輩や同級生からも一目置かれ「根尾さん」と呼ばれていた。「完璧な選手、そこを求めていきたいという思いがあります」と話していたスター候補が、プロへの1歩を踏み出した。