台湾で24日から開幕するアジア・ウインターリーグにイースタン選抜として参加する巨人大江竜聖投手(19)、岸田行倫捕手(22)、北村拓己内野手(23)、湯浅大内野手(18)、育成の橋本篤郎投手(20)、育成の加藤脩平内野手(19)が22日、羽田空港から台湾へ出発した。同選抜の監督として巨人高田2軍監督、コーチとして片岡ファーム内野守備走塁コーチ、松本ファーム外野守備走塁、会田投手兼トレーニングコーチも出発した。

今秋キャンプで原監督から期待の選手として名前を挙げられた、高卒2年目左腕の大江は「台湾、社会人の打者は真っすぐに強いので、ファウルをとれるかどうかを試したい。課題のスライダーも高めたい」とテーマを掲げた。台湾でのプレーは今回で3度目。「何を食べればいいかも分かってきたので、今80キロの体重をキープできれば」と経験を生かすと話した。

来季から2軍監督に就任する高田監督は「この時期に実戦ができるので、実戦間隔がないとトライできないテーマに取り組んでほしい。他球団の選手からヒントもあると思うので、普段の敵味方に関係なく、プロ野球人として、日本のプロ野球の底上げができれば」と若手の成長に期待をふくらませた。

アジア・ウインターリーグには他にウエスタン選抜、日本社会人野球選抜、台湾選抜、韓国選抜の全5チームが参加し争う。プレーオフを経て12月16日に、優勝決定戦が行われる。