野球好き歌手の河野万里奈が「マイナビオールスターゲーム2019」(12日=東京ドーム、13日=甲子園)の選手名鑑をつくった。パ・リーグ編。
先発投手:千賀滉大(ソフトバンク=ファン・選手間投票
かつて中日吉見投手のアドバイスもあって誕生したという、代名詞「お化けフォーク(凄まじい落差のフォーク)」。対戦してみたいと思っている打者と、習得のため話を聞きたいと思っている投手、どちらも多そうなのでグラウンド内外で大人気間違いなし!
中継ぎ投手:宮西尚生(日本ハム=ファン投票)
関西学院大学OBトリオの1人! プロ野球史上初の通算300ホールドを達成した鉄腕。マウンドに堂々と(ややオラつきさえ感じる)現れ、スイスイと抑える姿が大好きだ。「僕にスポットライトはいらない」と言いながら、中継ぎに徹してきた宮西投手。球宴では存分にスポットライトを浴びてほしい。母校に銅像を建てたい。
抑え投手:松井裕樹(楽天=ファン投票
リーグトップの24セーブを誇るクローザー。パ・リーグ奪三振数ランキングでは、千賀投手や有原投手らそうそうたる先発投手の中で、6位に抑えの松井投手がランクイン(68奪三振)。お顔が似ている(河野調べ)大瀬良投手(広島)とのツーショットにも期待。
投手:高橋光成(西武=監督推薦
たかはし・こうな投手。「初見で読み間違えがちな野球選手のお名前ランキング」1位(河野調べ)。2013年夏の甲子園、前橋育英高を初出場初優勝に導いた2年生エース。その時は細かった体も今では97キロ・190センチ。近くで練習見学をしたとき、今までどんな選手を拝見したときより驚いた。「こんなに大きいの?!」と。球宴でリフレッシュして調子を掴むキッカケになることを願う!
投手:増田達至(西武=今宮選手の代替出場)
ここまで35試合に登板し、12セーブ、5ホールド、防御率1.59。「反り眉好き」の観点からも注目し続けているナイス眉毛。前回出場時はしゃべる人がいなかったのでベンチの端っこに座っていた、という増田投手。今回はチームメートが7人も選出されているので、ライオンズ一同、大暴れしてほしい!
投手:平井克典(西武=監督推薦)
ファン心理としては「休んでほしい」だった。なぜならここまで81試合中43試合登板で47回2/3を投げている重労働ぶり(7月9時点)。しかし、監督推薦かつご本人も喜んでの球宴参戦とのことで、心から応援したい。ちなみに、宮西投手に教えを請うためアプローチ予定とのこと。そういった交流も球宴の魅力!
投手:高橋礼(ソフトバンク=監督推薦)
高橋礼投手の球宴デビュー、楽しみでしょうがない!「アンダースロー=技巧派」というイメージを覆すような、速球中心のアグレッシブなピッチング。専大松戸高の先輩である日本ハム上沢投手もお手上げで「こいつどうやって打つん?」。セ・リーグのスター打線との戦いからは目が離せない!
投手:有原航平(日本ハム=監督推薦)
願わくは相棒・石川亮捕手も共に参戦してほしい。しかし、森捕手や甲斐捕手と組んでいる姿も新鮮で楽しみだ。ひょいっと軽く投げているように見えるフォームから繰り出す、上下左右を突く投球。しびれる。パワプロの公式プレイ動画で自身の操作する吉田輝星投手が大量失点をしてしまったとき「吉田くんゴメン…」と謝るなど、心も宝石のように美しい。
投手:山岡泰輔(オリックス=監督推薦)
野球選手×アイドルのハイブリッドのような魅力。かわいくカッコイイ見た目もさることながら、自らのグッズを率先してプロデュースしたり、SNSで「登場曲総選挙」を仕掛けるなど、ファンを巻き込むエンターテナー性もズバ抜けている。投げては天下一品のスライダー。7月9日には中日から移籍直後の松井雅人捕手とタッグを組み1カ月ぶりの白星をつかんだ!
投手:山本由伸(オリックス=監督推薦)
防御率1・92はリーグトップ。しかし援護率が1・56とそれを下回りワースト。それでも彼は屈しない。猫パンチのようなフォーム(河野調べ)で放る、153キロのストレートに148キロのスライダー。6月28日には完封勝利を挙げるなど、好調を維持。オールスターでは大量の援護を! そして後半戦の援護率上昇に繋がることを祈る!
投手:二木康太(ロッテ=監督推薦)
鹿児島情報高等学校が生んだ唯一人のプロ野球選手。2013年にドラフト6位で入団し、今季開幕前はローテ入りすら確実でなかった二木投手。現在は6勝でマリーンズの勝ち頭だ! ちなみにロッテには三木(みき)もいるし三家(みけ)もいる、彼は二木(ふたき)。(敬称略)
投手:美馬学(楽天=監督推薦)
わたしが美馬投手を好きになったきっかけは、2017年オールスター出場決定時の「小さい体の人たちに勇気を与えたい」という言葉だった。美馬投手は169センチ。わたしは148センチ。また、元料理人の芸人・和牛の水田さんに似ている(河野調べ)こともあり、変化球を巧みに操り打者を打ち取る美馬投手を、わたしは密かに「鷲の料理人」と呼んでいる。
捕手:森友哉(西武=ファン・選手間投票
選手・ファンどちらからも選ばれた「打てる捕手」。あまりのフルスイングに「バットが2周したのでは?!」と目を疑っているうちに、打球はライトスタンドへ。これが去年の球宴の記憶。松坂大輔投手から放ったえげつないほど豪快な一発だった。今年はホームランダービーにも参戦とあって、さらに楽しみ!
捕手:甲斐拓也(ソフトバンク=監督推薦)
甲斐キャノンの秘訣を求めて、全捕手から質問を受けることになりそう。セ盗塁王を競っている山田選手・近本選手・神里選手らとの対決が見所。一方、ホームランも実はここまで森選手より打っている(9本)。先日ヤフオクドームへ観戦に行った際も、美馬投手に封じ込められている中たった1人アーチを描いたのが甲斐選手だった。攻守ともに注目。
一塁手:山川穂高(西武=ファン・選手間投票)
ホームランダービーの一番人気なのでは?! 体重108キロの大砲。書道・ピアノという意外な特技を持つ。球団史上初めて選手寮に電子ピアノを持ち込んだ男。『カノン』『エリーゼのために』は譜面を見ないでも弾けるらしい。パ・リーグの他球団ファンの皆さん「どすこい」を心置きなくやれるチャンスですよ!
二塁手=浅村栄斗(楽天=ファン・選手間投票)
ファン投票に加えて選手間投票でも選ばれた浅村選手。昨年、所属していたライオンズはリーグ優勝。各々でもタイトルを受賞した多和田投手や山川選手が、口を揃えて「浅村さんのおかげ」というニュアンスのコメントを残していたのが印象的。多くは語らず、背中で引っ張る男。
三塁手:B・レアード(ロッテ=ファン投票
レアード選手はお寿司大好きSUSHI BOY。ホームランを打つたびに寿司を握るポーズを取り、今では三木選手がそれを食べるところまでパフォーマンスが進化。ここまで24本塁打でリーグ2位。ホームランダービーにも参戦決定で、いやはや、どれほどの寿司が球宴で握られるのか。また、誰が三木選手の代わりにお客さん役を担うのか。
三塁手:松田宣浩(ソフトバンク=選手間投票)
かつて一球団のチームスローガンがこんなに世間に浸透したことがあっただろうか?「熱男」こと、マッチ。唯一無二のムードメーカー。そんなマッチの七夕の願い事は「もっと元気になりたい」。ファンからすればもう充分元気で感謝しかないのだが、球宴でさらに元気いっぱい活躍する姿に期待しちゃおう!
内野手:鈴木大地(ロッテ=監督推薦)
最近さらに筋肉ムチムチになられた気がする(河野調べ)。今季、一塁・二塁・三塁・遊撃・DH・左翼でスタメン出場。7月7日にはグラウンドキーパーとなりトンボ掛けまでしていた。そのユーティリティーな働きには”器用さ”以上に「どこであろうが試合に出てチームに貢献する!」という”泥臭さ”を感じる。挑み続ける鈴木選手に栄冠を!
内野手:茂木栄五郎(楽天=監督推薦)
晴れて初出場だ。2017年に選出されるも、右肘の怪我で出場辞退。今季は4月中旬から1番に座り、現在打率.300、長打率が.471。ヒットやホームランを打った後に、両手人差し指を空に向けて交互に動かす「茂木アゲゴロウ(命名:橋本選手)」ポーズが、球宴でも見られるといいな。
内野手:銀次(楽天=監督推薦)
いぶし銀の活躍。今季、プロ入り14年目にして初めて1軍マスクを被ったこともあった。6月9日には通算1000安打も達成した。悪夢の10連敗がストップした7月9日の試合前、ミーティングのため選手を集めたのは銀次選手だった。いなくてはならないベテラン。日本ハムのマスコット・ポリーちゃんとかなり仲が良いらしい。
内野手:源田壮亮(西武=大田選手の代替出場)
「守備の名手はファインプレーが少ない」という言葉をわたしはずっと信じている。つまり「派手に飛び込むまでもなく、いい位置にいて、普通に捕球できる」ということだ。源田選手も、ピッチャーが普通に打ち取ったと思えるような守備を心掛けている、と語っていた。思いやりの塊。当たり前のようでそうでない、職人守備に刮目したい。
内野手:Y・グラシアル(ソフトバンク=柳田選手の代替出場)
つくづく、アニメのキャラクターかのように出来過ぎた選手だと思う。モデルのように小顔で長身。キラキラした瞳で超イケメン。スペイン語で「ありがとう」を意味する「グラシアス」と一文字違いのお名前「グラシアル」。打てば「グラシアル、グラシアス!」と言いやすい。7月4日には4打数3安打2本塁打5打点という輝かしい成績。完璧だ。
外野手:秋山翔吾(西武=ファン・選手間投票)
平たく言うと「ずっとすごい人」。2015年にシーズン歴代最多安打日本記録を更新(216本)。その年以降フルイニング出場を続けながら打率3割以上(2016年は.296)をキープ。今季もここまで.327。ずっとすごいことのすごさ。オールスター2年連続初戦先頭打者ホームラン、という史上初の記録保持者でもある。3年連続なるかにも注目!
外野手:吉田正尚(オリックス=ファン・選手間投票
昨年、ホームランダービーの基準を崩壊させた男。トップバッターの吉田選手が3分間に12本(全体2位)も打ってしまったものだから、あとの打者が2ケタ本数いかないと「おかしいぞ…」といった雰囲気に。それほど規格外のマッチョマン、吉田選手。今年もホームランダービー出場! 楽しみだ!
外野手:西川遥輝(日本ハム=選手間投票)
ファンサービスというと試合外で面と向かってサインなどをするイメージだが、西川選手は試合中に大胆なサービス(?)をしてくれる印象。雨天中断中にホークスファンに傘を借りに行ったり、ポリーのポンポンを奪ってチアダンスを披露したり。この球宴ではどんなハルキング劇場が繰り広げられるのか。
外野手:荻野貴司(ロッテ=監督推薦)
関西学院大学OBトリオの1人! 去年のオールスター直前、死球による怪我。出場辞退を余儀なくされた。しかし試合終了後、荻野選手不在の京セラドームに、彼の応援歌が響いていた。今年はいよいよ初参戦。相思相愛のファンの前で持ち前の身体能力をいかんなく発揮してほしい! しかも現在パ・リーグ首位打者の.330! 準備は万端だ!
指名打者:近藤健介(日本ハム=ファン投票)
以前わたしは柿木蓮投手の太ももを「大マグロ」に例えたが、近藤選手の太ももは「屋久杉」。樹齢ウン千年の大木のようにブリンブリンだ。去年のオールスターでレフトオーバーの打球をつかめず「惜しかった~」とばかりに浮かべた苦笑は忘れない。シーズン中だと捕球できずに笑うことはないので、球宴ならではの近藤選手の笑顔を味わいたい。
指名打者:A・デスパイネ(ソフトバンク=選手間投票)
試合以外ではやんちゃなキッズのようなデスパイネ選手。試合前の円陣でも前に立っている選手の髪の毛をいじったりカメラにいたずらしたり。四股が筋肉でパンパンなので、足が閉じ切らずにノッシノッシと走る姿がかっこよくてかわいらしくて大好き。最近よく走る印象があるので走塁にも注目!?
河野万里奈
5月21日生まれ、福岡県出身の歌手。関西学院大出身。物心がついた頃から、夏休みは兵庫・尼崎市の祖母宅に行き、家族で甲子園球場に通っていた。選手にドはまりした最も古い記憶は、04年の佐野恵太選手(東海大甲府高)。中学時代、多感な時期の女子たちとのコミュニケーションに苦しんでいた時に、鳥谷敬(阪神)の存在を知る。言葉でなく背中で語る姿に救われて以来、「鳥谷様」と呼ぶほどに崇拝。自称「鳥谷チルドレン」。甲子園から応援していた選手が各球団に散っていくため、特定の球団を応援することができない。「NPB箱推し(全体を応援している、の意)」で、現在は週1のペースで各地の球場に足を運んでいる。
2010年、「第4回アニソングランプリ」で応募者総数1万189組の中からグランプリを獲得し、翌年アニメ『Aチャンネル』のOP曲「Morning Arch」でデビュー。作詞作曲、ライブパフォーマンスのインスピレーションは9割野球選手から受けている。SNSの投稿内容の割合は、歌:野球=2:8。とにかく脳内が野球に支配されている。ライブ中のMCでも野球トークを繰り広げるため、共演者や音楽ファンをしばしば困惑させるほど。選手への愛しさ余って勝手に応援歌を作りSNSに投稿しており、昨年は西武ライオンズの山賊打線をテーマにした曲「ライオンズアラート」がややバズって喜んだ。選手の登場曲を担当することが夢の一つ。いつか鳥谷様に、ここまで育ててくださったことのお礼を言うことも夢の一つ。148センチ、右投げ右打ち。
2019年5月15日、テイチクインペリアルレコードよりニューシングル『真人間入門』再メジャーデビュー。同19日にワンマンライブ開催。
5/15リリース「真人間入門」Music Video(https://youtu.be/2dOgrXy3QVo)
先日、鳥谷様の誕生日(6/26)に、セカンドシングル制作決定を発表!