阪神小野泰己投手が体重増で巻き返しを期す。

今季は中継ぎで14試合に登板したが、春季キャンプで右肘の違和感を訴えるなど出遅れた。挽回を期す来季へ、体作りと体重増を大きなテーマに掲げる。

現在の体重は81キロ。「85キロぐらいまでいければ」とトレーニングを続け、4キロ増をもくろむ。「来年戦力としてやっていくために、トレーニングはしっかり続けていきたい」。1年間フル回転できる戦闘ボディーに仕上げる。

この日は鳴尾浜球場ブルペンで約30球の直球を投げ込んだ。秋季キャンプでは山本昌臨時コーチからマンツーマン指導を受けるなど、充実の時間を過ごした。自覚していた体の開きについても、左肩を早く開き過ぎないようにと具体的に助言された。「自分でも気になっていたところで、直し方を教えてもらって、1つ大きなことでした」。大きな収穫を来季へつなげる。