阪神ドラフト2位の井上広大外野手(18=履正社)が9日、巨人原辰徳監督(61)から激賞された。

お試し1軍で出場した8日の巨人戦(甲子園)で、開幕ローテーションを狙う巨人鍬原から1軍初安打&初打点となる同点の二塁打。内角低めの真っすぐをとらえ、レフトオーバーさせた打球を原監督は三塁側ベンチで目の当たりにした。敵将はこの日「すげー打球だったな。すげー打球だった。カーッと」と感心した表情で衝撃度を告白。23歳の主砲岡本を擁し、自らも巨人の4番を張ったスターにも、新星スラッガー誕生を予感させた。

8日は矢野監督にほめられ、この日は宿命のライバルにほめられた。1日ごとに井上が、周囲の見る目を変えていく。お試し1軍が終わって再び2軍調整となるが、矢野監督は8日の試合後「こっちが使いたいなってものを残してくれば、もちろんそれはあり得る」と今季中の1軍昇格を期待した。

井上もこの日、「上がれるなら上がりたい。そこで早く結果を出せるのが、今の自分の(成長に)つながる」と目を輝かせて呼応。一方で「あまり上を意識しすぎると、自分のプレーがおろそかになる。結果ばかりを意識してもだめだと思うので、まずは自分のできることをやっていければ」と足もとをみつめた。

TG両監督の賞賛を励みに、10日からの教育リーグ・ソフトバンク戦(タマスタ筑後)に向けて福岡へ移動。日本一球団の若鷹からも、成長の糧をつかむ。【堀まどか】