ロッテが今季、高級車メーカー「メルセデス・ベンツ日本」の企業ロゴを刻印した統一試合球を使用することが決まった。実行委員会も承認済みで、9日に正式発表される。ZOZOマリンでの1軍公式戦限定で使用される。

統一試合球に企業ロゴが入るのは、球界でも極めて珍しいケースになる。井口資仁監督(45)がプロ1年目から20年以上、ベンツに乗っている縁で実現した。

フォーシームで握ると、人さし指と親指の中間に、シンボリックな円のデザインが直径9ミリで刻印されている。世界も驚くスピードボールを誇る注目ルーキー、佐々木朗希投手(18)をはじめ、いきのいい若手が多い投手陣に、ベンツの疾走感のイメージはぴったり。23日のホーム開幕戦・オリックス戦から使われる。一般的に、1試合で100球以上が使われる。

井口監督は「ZOZOマリンスタジアムにおける公式戦の統一球に、ベンツのロゴを刻印していただく運びとなり大変、光栄に思います。世界に誇る自動車のようにマリーンズも今シーズン、勝ち抜きプロ野球の頂点に立ちたいと思います」と、シーズンへの意気込みを新たにした。「自分の体の一部のように感じるほどの操縦性の良さがあります」とベンツを愛し、今でも海岸線をドライブすることが多いという。

同社とは、17年から試合協賛でのスポンサー契約を結んでいる。